バットマン:ラストナイトオンアース

コミックスレビュー

まずはこのプロモーションをみてもらいたい。

カッコ良すぎる公式の動画だ。世紀末のゴッサムでバットマンと首だけになったジョーカーが一緒に旅をする物語だ。シナリオはスコット・スナイダー、イラストはグレッグ・カプロ。NEW52でバットマン作品を手掛けた二人の最後の漫画だ。

バットマン初心者にはあまりオススメはしない。その理由はジャステスリーグがからむ物語だからだ。自分は全くジャステスリーグの事を知らずに読んだので意味がわからなかった。関係性が不明なのでイチイチ調べながら読んだ。ちょっと大変。ただ、絵は相変わらずきれいだし、アメコミ特有の漫画の作者が突然変わるのがなかったため、とても読みやすかった。

なによりバットマンとジョーカーの関係の終着点が良い。こういう終わりもあるのか、と楽しめた。

以下、簡単なあらすじ含むレビューです。ネタバレになるので読んでいない方はご注意を。

あらすじ(ネタバレ)

事件に巻き込まれたバットマンが目を覚ますと、そこは病院だった。

ブルースを看病していたのは、かつてのヴィラン達。ブルースは自分をバットマンだと思い込み、病院関係者をヴィランと認識して戦っている妄想をしていた、と告げられる。

アルフレッドに何度も諭されるが、信じないブルース。
しかし、この世界は現実ではない事を見抜いたブルースは外の世界に行く事を決意する。

外の世界に出たブルースは一人荒野の砂漠を彷徨う。その中で、首だけになったジョーカーを見つける。ジョーカーに連れてってくれ、とせがまれたバットマンはジョーカーと共に旅をする。

ジョーカーがとにかく健気。バットマンに「俺をロビンにしてくれ」と頼み続けるが、バットマンは邪険に扱う。

バットマンとジョーカーは色々な敵に出会う。それを救ってくれたのがダイアナだった。ダイアナから世界が荒廃してしまった理由とスーパーマンが亡くなった事を知る。

真の敵はゴッサムにいる事を知り、バットマンとジョーカーはゴッサムに向かう。

ゴッサムには梟の法廷が待ち構えていた。しかし、メンバーはかつてのバットファミリー、ナイトウィング達だった。彼らは真の敵に挑んだが負けてしまい、梟の法廷として生きていた。

かつての仲間達と再会したバットマンは真の敵へと挑むことにする。ジョーカーはロビンのボディをつけてもらい戦いに参戦する。

真の敵は年老いたブルースであった。バットマンはブルースのクローンであり、ブルースに戦いを挑む。

バットマンはブルースを倒し、新しいロビン(ジョーカー)や仲間達と生きていく。そこにロケットが着地し中には赤ん坊(スーパーマン)が入っていた。

レビュー

この作品の見どころはなんと言ってもバットマンとジョーカーの関係性だ。お互い憎しみ合い戦ってきた二人だが、力を合わせブルースに挑むのがいい。

ジョーカーはひたすら健気に「ロビンにしてくれ」と頼み込む。その望みはラストの闘いで成就する。読んでいて嬉しくなった。

そして、バットマンが首だけになったジョーカーを大事に扱うのもバットマンらしくなくていい。最期の闘いでバットマンを助けに行ったジョーカーをブルースが殺そうとしてるシーンも最高に良かった。バットマンが「彼を傷つけるな」って叫ぶシーン。

傷だらけのブルースを見るのは心が痛かった。ブルースとアルフレッドには幸せになってもらいたい。

バットマンとジョーカーの関係性が好きな人には大変オススメの一冊です。

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