アルフレッド・ペニーワースは、バットマンことブルース・ウェインの忠実な執事であり、父のような存在でもある人物だ。彼は元英国諜報部員であり、医療知識や演技力、戦闘技術など多岐にわたるスキルを持ち、バットマンの活動を陰で支えている。
料理に治療にパソコンまで使えてしまう、正にスーパーおじいちゃんである。
プロフィール
もともとは英国出身の舞台俳優でありながら、軍医や諜報活動の経歴も持つ異色の経歴の持ち主。
ウェイン家に仕えるようになってからは、ブルースがバットマンとして活動するためのあらゆるバックアップを行っている。ゴッサムという混沌の中で、彼の存在は数少ない“常識”の象徴とも言える。
| 名前 | アルフレッド・ペニーワース(Alfred Pennyworth) |
|---|---|
| 職業 | 執事、元軍医、元諜報員、舞台俳優 |
| 国籍 | イギリス |
| 初登場 | 『Batman #16』(1943年) |
| 主な役割 | ブルース・ウェインの執事兼養育者、バットマンの支援者 |
| 特徴 | 知的、ユーモア、献身的、皮肉屋 |
| 得意分野 | 医療、料理、情報収集、助言、作戦補佐 |
| 家族 | ウェイン家(仕える立場ながらも家族同然) |
性格
アルフレッドは、冷静沈着で皮肉屋な一面を持ちながらも、深い愛情と忠誠心を持つ人物である。
彼の辛辣なユーモアは、バットマンの過酷な日常において貴重な癒しとなっている。
また、彼はバットファミリー全体の精神的支柱としても機能しており、メンバーたちの成長を見守り、支えている。
能力
アルフレッドの多才な能力は、バットマンの活動において欠かせない要素である。
仕事も家事も戦闘もなんでもできる万能おじいちゃん。異次元レベルの有能さである。
| 医療技術 | 戦場衛生兵としての経験を活かし、応急処置や外科手術を行う。 |
| 戦闘技術 | 英国特殊部隊での訓練により、格闘術や武器の扱いに精通。 |
| 演技力 | シェイクスピア劇俳優としての経験から、変装や声の模倣が得意。 |
| 戦術分析 | 状況判断力に優れ、バットマンの作戦立案をサポート。 |
| 家庭管理 | ウェイン邸やバットケイブの管理・維持を一手に担う。 |
出演映画
アルフレッド・ペニーワースは、多くの映画作品で描かれており、各作品で異なる俳優が彼を演じている。
個人的イチオシはマイケル・ケインだ。
上品さと皮肉っぽさの絶妙なバランスがアルフレッドらしく素晴らしい。
| 作品名 | 公開年 | 俳優 |
|---|---|---|
| バットマン | 1989年 | マイケル・ガフ |
| バットマン リターンズ | 1992年 | マイケル・ガフ |
| バットマン フォーエヴァー | 1995年 | マイケル・ガフ |
| バットマン & ロビン | 1997年 | マイケル・ガフ |
| バットマン ビギンズ | 2005年 | マイケル・ケイン |
| ダークナイト | 2008年 | マイケル・ケイン |
| ダークナイト ライジング | 2012年 | マイケル・ケイン |
| バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 | 2016年 | ジェレミー・アイアンズ |
| ジャスティス・リーグ | 2017年 | ジェレミー・アイアンズ |
| THE BATMAN-ザ・バットマン- | 2022年 | アンディ・サーキス |
作品ごとのビジュアル
アルフレッドのビジュアルは、作品ごとに異なる特徴を持っている。
例えば、1960年代のテレビシリーズでは、伝統的な英国紳士の風貌が強調されていた。
一方、近年の映画作品では、彼の軍人としての背景が反映された、より実用的で堅牢なイメージが描かれている。
特に『THE BATMAN-ザ・バットマン-』では、アンディ・サーキスが演じるアルフレッドが、過去の経験を活かしつつ、ブルースを支える姿が描かれている。
ものすごく小言がうるさくて、ありえないほど近い執事
アルフレッドとブルース・ウェインの距離は、「雇い主と執事」という枠をとっくに超えている。両親を幼い頃に亡くしたブルースにとって、アルフレッドは育ての親であり、家庭教師であり、時には厳しい道徳の先生でもあった。
そのくらい執事としてはありえないほど近いのがアルフレッドだ。
だからこそ、ブルースがバットマンという過酷な道を選んだとき、アルフレッドはそれに強く反対した。
彼はブルースがバットマンという活動をすることで、心を蝕まれていくのを恐れたのだ。
しかしよく考えると、息子同然に育てた子が、ある日突然コウモリのマスク&全身黒タイツで夜の街を闊歩しだしたら…。それは親として叱ることは当然といえば当然の行為とも言える。
ゴッサムでの数少ない“常識”の象徴として、その役割を果たしたのだろう。
だがしかし、ブルースはアルフレッドの反対を押し切って結局バットマンになってしまう。
息子がどれだけ恥ずかしい格好をしようとも、許してしまうのが親心。
許したからには、その万能過ぎるスキルをフルに使って、活動を全力でサポートする。
それと同時にブルースの健康は心配だし普通の幸せを手に入れて欲しいとも願っている。
そんな狭間のストレスで、
ものすごく小言がうるさくなってしまっても仕方がないじゃない?
全てはブルースへの愛情故の行動だ。
常識の通じない人間だらけのゴッサムの街で、
良識のジム・ゴードン
常識のアルフレッド・ペニーワース
この二大巨頭は、バットマンの世界観をしっかりと足場から固めてくれる非常に重要な役割を担っていると言える。
異常な人間しか居ない世界では、異常が通常になってしまう。
普通の人間が居て初めて異常な人間の異常性が存在できるのだ。
その万能具合はちょっと異常だが、あくまでも精神性の話である。
まとめ
アルフレッド・ペニーワースは、単なる脇役ではない。
バットマンという孤高のヒーローを影から支える、最も重要な存在の一人だ。
華やかなアクションとは対照的に、彼の存在は地味で、静かだ。
しかしその静けさが、ゴッサムという狂気の街における、貴重な「安定」をもたらしている。
彼なしでは、バットマンはバットマンたりえないだろう。



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