2019年に発行された本書。
バットマンとジョーカーがヨーロッパを二人で観光する話ではなく、バットマンとジョーカーが奇病に犯され、治療方法を求めて二人が共闘する話だ。
この作品、漫画家が章毎に分かれているので、多少の読みづらさと、好き嫌いが分かれるだろう。
バットマンとジョーカーが好きなら面白い一冊だと思うが、重厚なストーリーや筋肉隆々なイラストをお好みなら、あまりオススメはしません。
自分は期待が大きかっただけに、ちょっと物足りなさを感じてしまった。
以下、あらすじレビューです。

あらすじレビュー
第一章
調子の悪いバットマン。キラークロックを倒すのに一苦労。咳こんだり、力が入らない。
ケイブに戻るとパソコンにウイルスが侵入。
しかし、それはパソコンにウイルスが入ったのではなく、バットマンの身体にウイルスが侵入したのであった。
パソコンの治療方法を求めてウイルス元を探し当て、ドイツに飛ぶバットマン。
だが、そこにいたのはジョーカーであった。
ジョーカーもバットマンと同じ奇病に悩まされており、治療法を求めてドイツに来ていたのだった。
これが第一章なのだが、漫画家ジムリーの絵が上手いこと、上手いこと。この絵で全部描いて欲しかった、というのが本音。
第二章
バットマンのパソコンにウイルスを侵入させたのは、金で雇われた女性ニナであった。
彼女は犯人が誰か分からず、ただ言われたままに動いていただけだった。
金の送信元であるチェコに飛ぶ、バットマンとジョーカーとニナ。
ニナを囮にし、犯人を捕まえようとするが、ニナは誘拐されてしまう。
バットマンとジョーカーは敵を倒し、ニナの跡を追う。
絵本のようなイラストなので、激しいバトルがなんとも味気ない。なんだか物足りなさを感じる。
第三章
ニナを追ってフランスに飛ぶバットマンとジョーカー。熱に浮かされ、意識が混濁するバットマン。
フランスにいるジョーカー信奉者達によってニナの居所を突き止める。
ニナをジョーカーに任せ、バットマンは敵とバトルするが、病気のせいで力が入らず敵に逃げられてしまう。
そんな中、バットマンはビルから落ちそうになり、ジョーカーがすんでのところで助ける。
ニナは口に石炭を詰められ死んでしまった。
熱に浮かされているという設定のイラストなんだろうが、非常に読みにくい。
イラストとして魅せるのではなく、漫画として読みたかった。好きな人には刺さるのだろうが、自分にはハマらなかった。
第四章
敵の足取りを追ってローマに飛んだバットマンとジョーカー。
病魔に侵されボロボロの二人。
もう、ジョーカーと一緒に死んでもいいと思う弱気なバットマン。
コロッサスでラスボス(ネタバレになるので誰かは言いません)とのバトル。
ジョーカーはボコボコにされ腕を折られ、絶体絶命のピンチ。
バットマンは力を振り絞ってラスボスを倒す。
そして、バトルの最中に治療法に気付き、復活するバットマンとジョーカー。
最後はお決まりのパターン、といった感じだ。
総評
冒頭にも書いたが、ストーリーがなんだか物足りない。なんだか、オチが弱いというか、あっさりと終わったという感じだ。
ヨーロッパである必要があったのか、わからない。どうせなら、二人で観光するコメディとかにすれば良かったのではないか、と思う。もっと二人の共闘シーンやバトルシーンを見たかった。
ちょっとだけ残念。



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